#5 目的と目標
目的と目標について書いてみます。
目的の意味
①成し遂げようと目指す事柄。行為の目指すところ。意図している事柄。「―をとげる」
②〔哲〕意志によってその実現が欲求され、行為の目標として行為を規定し、方向づけるもの。
目標の意味
目じるし。目的を達成するために設けた、めあて。的。「―を立てる」「努力―」
ネット上の広辞苑から引用してきました。
このように広辞苑でも目的は目指すもので、目標は目的を達成するための目印であるということです。
目的に近づくために目標を決めます。
minchさんの言葉を借りると
・目的は抽象概念で定量的に評価できない(=達成したかわからない)
・目標は具象化概念で定量的な評価ができる(=達成したとわかる)
なので目的を達成した!って言葉はおかしいですね。
抽象概念と具象化概念(具象化概念がなかったので具体で調べました)の意味も調べました。
抽象概念
具体的な個物ではなく、その個物に属しはするが、それから分離して考えられうる性質や関係を指す概念。
①ある属性を対象から分離してとらえた概念(例えば人間性)。
②直接に知覚できないものの概念(例えば正義)。
③全体から切り離して一面的にとらえた物や性質の概念(例えば青)。
④意識が構成した概念(例えば義務・ペガサス)
具体概念
①さまざまな属性によって形成されながら独立して存在する事物の概念。例えば、さまざまな属性をもつものとしての人間の概念。↔一般概念。
②直接に経験できる事物の概念。
③事物のあらゆる面、他物との関連を明らかにして事物を全面的にとらえる概念。
一般概念
意味を変えずに数多くの事物に共通して適用し得る概念。書籍・人間などの類。普遍概念。
まとめてみると
具象概念と具体概念の違いがよくわかりませんが…
ちなみに
具象
固有の形体を有していること。形をとって現れること。また、その形。具体。
具体
①[孟子公孫丑]全体を具備すること。
②(concrete)個体が特殊な形態・性質をもつこと。
具象は実際に目で見て形がわかるもの、具体は形で見えないものを表すときに使われるのかなと思います。
例で、具象はチワワのように目でみて形がわかるもの、
具体は具体的な方法などのように形としては見えないが感覚として形や内容がわかる。
チワワを抽象化すれば犬になり、さらに具象化すれば○○の○○という名前のチワワでしょうか?
話がそれました。
目的(抽象概念)と目標(具体概念)は対の意味になっていると思います。
なので同じものではないです。
目的にできるだけ近づくためにどうするかという手段が目標設定(=道標)です。
目的がないと目標(ゴール)が設定できないはずです。
まずは目的を見つけましょう。
結論
「目的は目指すところ(達成できたかはわからない)であり、目標を設定することが目的に近づくための手段(道標)となる」
また
「目的は満たしたい欲求であり、それを満たすために目標を決めるという手段(道標)が必要」
と2通り作ってみました。
目的は見えないから近づいているのか正直わからないけどまず、芯となる目的を決めてそれに近づくためにどんな目標を立てたらいいか考えるといいんじゃないかなと思います。
目的と目標の例
バレーの場合はこんな感じ?
昔は○○のために。がなかったように思えます。
今は知的好奇心を満たすために変わりました。
さらに患者さんのためでもある。
まとめ
曖昧になっていた言葉の意味が明確になったんじゃないでしょうか?
👆たまにこのような疑問系のツイートをするので
それに対して
「その通りだね」「それは違うよ」「僕はこうゆう風に考えている」「こうなんじゃない?」などいろんなリプをくれるとありがたいです。
僕自身も深く考えれるきっかけになりますし、こうやって記事にすることで皆さんの頭の中も整理されるんじゃないかなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。