身体の探求

疑問に思ったことについての記事を書きます。

#13 心肺蘇生~もしもの時に大切な人を助けたい~

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1、はじめに

・この記事では、心肺蘇生を簡単に紹介します。心肺蘇生を実施したとしても必ず助かるわけではありません。が、その確率はグッと上がります。

 

下の図をご覧ください。

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心肺蘇生やAEDを実施したほうが生存率は確実に上がります。

特にAEDありとなしの差がすさまじいですね。

だからと言って心肺蘇生をおろそかにしていいわけではありません。

 

2、心肺停止の発生場所トップ3¹⁾

 

1位 住宅(65.9%)

2位 公衆出入場所(24.0%)

3位 道路(5.0%)

 

イメージ的には「屋外が多いのかな」という印象でしたが住宅がダントツ一位でした。

住宅にAEDって、普通はないですよね。

近くにAEDがあればいいですが、心肺蘇生をしながら救急隊を待つしかないですね。

ちなみに救急隊の到着時間は平均8.6分といわれています。

 

 

3、発見から対応まで

心肺蘇生のやり方についてです。

僕が作るより、日本医師会のHPに載っている救急蘇生法がわかりやすいのでリンクを貼りました👇

www.med.or.jp

 心肺蘇生はできるだけ早く開始したほうが蘇生率は高いです。²⁾

そういわれても、実際に対応するときにはパニックになるでしょう。

それを少しでも軽減するために日ごろから練習する機会があるといいですね。

 

まとめ

心肺蘇生の知識があっても、目の前で起きたときに冷静に対応できるかというとそれは難しいです。そのため個人的には月1ぐらいはそういった講習会を受けたいと思っています。今はコロナでどうなのかわかりませんが、普段は消防署でも行われているみたいなのでぜひ問い合わせてみてください

 

 

参考文献

1、総務省消防庁 令和元年版救急救助の現況 Ⅰ救急編

https://www.fdma.go.jp/publication/rescue/items/kkkg_r01_01_kyukyu.pdf

2、Kitamura, Tetsuhisa, Taku Iwami, Takashi Kawamura, Ken Nagao, Hideharu Tanaka, Robert A. Berg, and Atsushi Hiraide. “Time-Dependent Effectiveness of Chest Compression-Only and Conventional Cardiopulmonary Resuscitation for out-of-Hospital Cardiac Arrest of Cardiac Origin.” Resuscitation 82, no. 1 (January 1, 2011): 3–9. https://doi.org/10.1016/j.resuscitation.2010.09.468.