#1 運動を制御しているのは何か?
運動を制御しているのは
— マスクするカエル🐸身体の探究 (@volley305) 2020年4月5日
このツイートの答えというか僕の考えを書いていきます。
脳が一番多いという結果になりましたね。
僕も以前は脳が指令を出していると考えていました。(実際そうなんですけどそれがすべてじゃないと思っています。
結論は、脳と身体と環境、全てが運動を制御していると思っています。
脳
一般的に脳が司令塔で運動を制御していると考えられてます。(前までそう思っていました)がこれがすべてじゃないと思い始めました。
一つの単純な動きでも無数の軌道が存在します。
脳が司令を出しているとするとそれぞれの運動ニューロンは司令を全て記憶し、状況に応じて引き出して制御していると考えられます。
これでは一つの運動で何千、何万と司令を出して制御する必要があり、脳がすごく大変です。
これに対して自然界に存在する自己組織化の原理で考えてみます。
鳥の群れがぶつからずに方向転換できるのも自己組織化の原理です。リーダーがいないのにぶつからない。運動で例えると脳からの指令がないのに協調した運動ができる。と解釈しています。
鳥では群の中でルールがあり、それを守ることで集団行動が可能になります。これが身体でも起きていて、運動のパターンができているかなと思います。(例として赤ちゃんの成長とか)
環境要因
環境が運動を制御する?よくわかんないと思いますが環境が変われば運動も変わると思っています。(例えば、環境が地面であれば歩く、走るなど水中であれば泳ぐなど)
リハビリでも環境を変えると運動が変わったということがあるかと思います。
また、歩行で障害物を置けばそれを越えようと足を上げます。これで運動が変わりますよね。このように環境によって運動が変わるので環境は運動制御に大事だと思います。
身体(生物学的要因)
身体が運動を制御するというのはなぜか?
例えば、僕らは人なので地面で二足歩行をしますが、身体が犬だったら四足歩行をしますよね?
なのでその身体(動物によって違う身体)にとってどんな環境かというのも運動を決める要素になっていると思います。
上の例は原始的な例ですが、もし足首をねんざしていた場合、痛くて歩けませんよね?かばいながら歩くため、運動もいつもとは変わります。また、筋の機能低下などがあれば代償動作が出ますよね。
なので身体がどんな状態かも運動制御で大事なところだと思います。
心理的要因
情動(気持ち)や信念(できるorできないと信じている)などが関与しています。例えば、高いところに飛び乗るとき、飛び乗る能力があったとしても「怖い」「怪我したらどうしようと思う不安」「できない」と思っていると怖いからやめておこうとなったり、実際に飛んでみて怪我しそうになったからさらに怖くなったなどあると思います。
僕は高いところが苦手なのでこの気持ちがよくわかります。笑
このように、運動によっては心理的要因の関与も結構大きいんじゃないかなと思います。
社会的要因
ちょっと話は変わりますが
そもそも運動を開始するのに社会的要因が関わっている可能性があります。
例えば近年、不活動な子供が増えているといいます。その要因として、スマホやゲームなどの普及、公園の遊具の減少、習い事の増加などがあります。
これらのことから、子供が自由に身体を動かすことが少なくなっています。(体育とは別)
運動時間の減少は、成長過程や将来にも影響を与えます。なので運動時間を確保したいところですが運動よりゲームの方が面白い!となっていると思うので難しいところです…
ただ身体を動かしながらするゲームもあるのでそれを活用するのもありじゃないかなと思います。
まとめ
これらことから言いたいのは、脳が一番役割が大きい!のではなくいろんな要因が関わっているということです。
環境が悪ければ運動もうまくできないし、身体に怪我などの機能低下があればそもそも運動を遂行する能力自体がないため運動をうまくできません。
気持ちや社会的な関わりに問題があれば運動の遂行や開始自体ができないかもしれません。
なので全部を考える必要があるなと思いました。
結論
脳がパターンを作り、環境に応じて微調整を行って、身体は運動自体を遂行する能力が必要。であり、そこには心理的、社会的要因も関与して運動の開始、遂行に影響していると思います。
自分の考えが凝り固まっている、または間違っている部分もあるかもしれませんので批判などバンバンお願いします!
また、違う考え方をお持ちの方はぜひ教えてください!
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心理的要因と社会的要因も追加しました。
社会的要因がいまいちわからなかったのでまた更新したいと思います。
また、脳と身体は分けるべき?と疑問に思ったのでそこもまた更新します。